逆モンデグリーン(Reverse mondegreen)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 14:55 UTC 版)
「モンデグリーン」の記事における「逆モンデグリーン(Reverse mondegreen)」の解説
逆モンデグリーンは、わけのわからぬものにみえるが意味を隠している単語(複数)やフレーズ(複数)の、口語や文語での、意図的な生成である。著名な例は、ミルトン・ドレイク、アル・ホフマンおよびジェリー・リヴィングストン(Jerry Livingston)による1943年のノベルティ・ソングである『Mairzy Doats』である。歌詞は同音別語で構成される逆モンデグリーンである。 Mairzy doats and dozy doats and liddle lamzy divey A kiddley divey too, wouldn't you? 意味への手がかりは橋に含まれている―― If the words sound queer and funny to your ear, a little bit jumbled and jivey, Sing "Mares eat oats and does eat oats and little lambs eat ivy." これで、最終行「A kid'll eat ivy, too; wouldn't you?」が明確になる ほかの例は以下のものがふくまれる―― アイアン・バタフライの1968年のヒット「ガダ・ダ・ヴィダ」(In-A-Gadda-Da-Vida)は、「In the Garden of Eden」というフレーズの逆モンデグリーンであり、これはライナーノーツによれば、 曲のタイトルになろうとしている。 スライ&ザ・ファミリー・ストーンの1970年のヒット曲、「Thank You(Falettinme Be Mice Elf Agin)」では、 thank you ののちの一部が「for lettin' me be myself again」の明白な逆モンデグリーンである。 ハワード・L・チェイス(Howard L. Chace)は、Anguish Languish(English language)で、標準の英単語を非標準な順序で使用して逆モンデグリーンを作成し、なじみ深いものや物語に言及する。それは広く知られた物語「Ladle Rat Rotten Hut」(Little Red Riding Hood。赤ずきん)を含んでいる。 ソフィー(Sophie)の2018年のアルバム『Oil of Every Pearl's Un-Insides』というタイトルは、「I love every person's insides」の逆モンデグリーンである。
※この「逆モンデグリーン(Reverse mondegreen)」の解説は、「モンデグリーン」の解説の一部です。
「逆モンデグリーン(Reverse mondegreen)」を含む「モンデグリーン」の記事については、「モンデグリーン」の概要を参照ください。
- 逆モンデグリーンのページへのリンク