近縁種との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 01:15 UTC 版)
「マルバハタケムシロ」の記事における「近縁種との関係」の解説
日本の固有種であるが、本種が蒴果を付けるという点を除けば、オセアニアのヒプセラ節の種(Hypsela)の植物とよく似ている。分子系統解析の結果、マルバハタケムシロはオーストラリアの近縁種から分化したと推定されている。同研究では、マルバハタケムシロは台湾やマレーシアのヒプセラ節の種の植物とは直接的な関係はなく、オセアニアの中でもニュージーランドの種よりオーストラリアの種と近縁であることが明らかとなり、隔離分布であることが示された。 サクラダソウ(中国語版)やミゾカクシとは小形の多年草であること、種子の外壁が丸く扁平な細胞でできていること、葯の先に大きな突起が2つあるなど、共通点が多い。和名のマルバハタケムシロは、文字通り「丸みを帯びた葉を持つハタケムシロ」という意味であり、ハタケムシロはミゾカクシの別称である。
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