近畿東海放送とは? わかりやすく解説

近畿東海放送

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/28 07:55 UTC 版)

ラジオ三重→
近畿東海放送→
東海ラジオ放送津放送局
種別 中波放送
放送対象地域 日本三重県
略称 RMC→KTB
コールサイン JOXR
放送期間 1953年12月10日 - 1960年3月
運営会社 株式会社ラジオ三重→株式会社近畿東海放送
本社 三重県津市中央1-1 三重会館5・6階
北緯34度43分8.5秒 東経136度30分36.6秒 / 北緯34.719028度 東経136.510167度 / 34.719028; 136.510167座標: 北緯34度43分8.5秒 東経136度30分36.6秒 / 北緯34.719028度 東経136.510167度 / 34.719028; 136.510167
親局 / 出力 津 860kc / 1kW
主な中継局 上野 1560kc/100W
特記事項:1960年3月、ラジオ東海と対等合併、東海ラジオ放送となる。
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近畿東海放送(きんきとうかいほうそう)は、1953年昭和28年)から1959年(昭和34年)まで三重県放送対象地域として放送していたAMラジオ放送局である。東海ラジオ放送の前身会社のひとつ。

放送局概要

1953年昭和28年)10月設立、同年12月に局名ラジオ三重、コールサインJOXR、略称RMC、周波数860kc(kHzと同義)・出力1kWで津市から本放送を開始。その後近畿地方東海地方の中間にあるラジオ局という印象を高めるため、1957年(昭和32年)11月に近畿東海放送(略称・KTB)と変更。1959年(昭和34年)11月に岐阜県ラジオ東海(略称・RTC)と合併し、東海ラジオ放送となった(詳しくは後述も参照)。

当時の周波数

その他、県南部の尾鷲市にも中継局設置の免許申請をしており、東海ラジオとなってから尾鷲送信所が設置された。

当時の会社概要

  • 商号 : 株式会社近畿東海放送
  • 所在地 : 三重県津市中央1-1 三重会館5・6階(東海ラジオ放送三重支局を経て、現在は閉鎖、支局閉鎖後も東海テレビ放送三重支社へ集約)

沿革

合併への経過とその後

1958年昭和33年)12月に、岐阜県ラジオ東海と合弁で東海テレビ放送を開局。これが縁となり、1959年(昭和34年)11月に名古屋中波第2局を獲得すべく両者は合併。東海ラジオ放送津放送局となるが、同社名古屋親局の開局に伴い1960年(昭和35年)3月をもって閉局した。現在は東海ラジオ放送三重支局(津市三重会館5階、現在は東海テレビ放送三重支社へ集約)として運営している。閉局後の1969年(昭和44年)に10年ぶりの三重県域放送として、三重テレビ放送(MTV)が開局し現在に至る。なお県域局のラジオとしては、1985年(昭和60年)に三重エフエム放送(radio CUBE FM三重)が四半世紀ぶりに開局している。

その後、周波数860kHzは東海ラジオ放送豊橋放送局(JOSM)の周波数に転用され、JOXRのコールサインラジオ沖縄(ROK)が本土復帰の際に使用することになった。なお、現在の豊橋局(及びラジオ沖縄本局)の周波数は864kHzである。ちなみに合併相手のラジオ東海のコールサインは同じ沖縄県の沖縄テレビ放送(OTV)が使っている。

現在、三重県内では東海ラジオの中継局(全てコールサインなし)が尾鷲市(1062KHz)、熊野市(1485KHz)、伊賀市(旧上野市。1557KHz)の3ヶ所設置されている。上野局は近畿東海放送時代からの放送局でありコールサインのJOXOも引き継いでいるが、東海ラジオになった後にコールサインが廃止されて中継局になっている。

脚注

注釈

  1. ^ 当時この地方では珍しいドラゴンズ戦の野球中継だった事から、三重県域局でありながら愛知県(もしくは岐阜県の一部も)を中心にリスナーが多く存在していたという(東海ラジオ放送二十年史より)。

出典

参考文献

関連項目





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