近年の問題と注意事項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 08:10 UTC 版)
神輿は本来、その神社の氏子によって担がれるものであるが、担ぎ手の不足や町おこしなどの理由により氏子以外の参加を認めるケースが都市部を中心に増えている。そのため、外部の応援団体(有志の神輿会)が地元のルールを知らない・軽んじる、などの一因で問題が生じないよう留意すべきである。 また、三社祭の宮出し等で見られる、担ぎ棒に乗るという行為も「神様が鎮座する神輿の上に人が乗るとは何事だ」という否定的意見と、「神輿渡御を安全に誘導する為には仕方がない」「祭礼運営への貢献のお礼」などといった肯定的意見の論争が見られるが、概ね世間の評価は否定的である。東京都では迷惑防止条例で神輿に乗る行為は禁止されており、6月未満の懲役または50万円以下の罰金が科せられる。 神輿の扱いは地域によって違い、上から見下ろすことさえ禁じられている所もあるので、参加する場合はその地域の規則を熟知するということが大切である(逆に、神輿をわざと高い位置から落とす祭礼もある)。
※この「近年の問題と注意事項」の解説は、「神輿」の解説の一部です。
「近年の問題と注意事項」を含む「神輿」の記事については、「神輿」の概要を参照ください。
- 近年の問題と注意事項のページへのリンク