輸入・輸出品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 01:38 UTC 版)
日本へは宋銭、陶磁器や絹織物、書籍や文具、薬品、絵画などの美術品、香料や書籍などの唐物などが輸入された。日本からは銅や金銀などの鉱物や周防など西国で産した木材、日本刀などの工芸品、硫黄などが輸出された。日本に輸入された宋銭は、日本社会における貨幣利用の進展に役立ち、仏教経典の輸入は鎌倉仏教にも影響を与える。 当時の船は転覆しやすかった。そのため宋から日本に渡る際、船底に重りとして宋銭を敷き詰めた。船底に敷き詰められた宋銭を見た日本人は、貨幣の概念や利便性を再認識した。そして、宋銭が輸入され日本で流通するに至った。
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