車両開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 09:52 UTC 版)
「TGV Duplex」の記事における「車両開発」の解説
Duplex編成の車両開発は1987年の実現可能性の予備調査完了から始まり、1988年には顧客リサーチ用にダブルデッカーの実物大モックアップが製作された。 Duplex編成の収益性や、車両重心のシミュレーションのためにSud-Est編成の客車が使用された。組成される客車は、開発当初はSud-Est編成で実績のある連接式8両と、非連接6両の2種類が比較検討されたが、利点の多い連接式を採用することとなった。1990年には試作車3両が落成し、走行試験が開始された。製造メーカーのアルストムとの協議の結果、1990年7月に"TGV-2N"の製造契約を得たが、1991年の初頭まで契約の詳細は実施されず、その時点で公式な発注がなされた。その後試験を継続した結果、多種の技術的な障害は克服され、1994年11月にダブルデッカー客車8両で組成された編成の試運転が実施された。その直後にDuplex編成はLGV南東線で290km/hでの高速走行試験と勾配走行試験が実施された。当時はDuplex編成用の動力車は開発中であったため、TGV Réseau編成の動力車と組成された。 1995年6月21日に専用の動力車とダブルデッカー客車を組成した新編成が登場した。
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