越後平野と治水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 10:16 UTC 版)
越後平野はかつて水はけの悪い土地であった。水田は泥沼のような湿田で、農作業のために腰まで泥に浸からなければならなかった。そしてしばしば発生する河川の氾濫の度に大きな被害を出し、農民の生活は非常に貧しかった。しかし、1922年に完成した大河津分水路や数々の排水路、排水機場など大規模な治水工事の成果により、近年では大きな水害はめったに発生しなくなり、水田は乾田化して米の収穫量が飛躍的に増加した。米作に適した今日の越後平野は決して自然の恵みだけによるものではなく、人間の手によって作り出された部分が非常に大きいのである。
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