貝母

デジタル大辞泉

ばい‐も【^▽貝^▽母】

読み方：ばいも

アミガサユリの別名。また、その鱗茎(りんけい)を乾燥させたもの。漢方で鎮咳(ちんがい)・去痰(きょたん)・排膿(はいのう)薬などに用いる。《季 花＝春》

撮影・広瀬雅敏

はは‐くり【貝^＝母】

読み方：ははくり

アミガサユリの別名。ばいも。

短編小説作品名辞典

貝母

作者芝木好子

収載図書京の小袖
出版社講談社
刊行年月1988.10
シリーズ名講談社文庫

薬用植物一覧

アミガサユリ

科名： ユリ科 別名： バイモ 生薬名： バイモ（貝母） 漢字表記： 編笠百合 原産： 中国原産 用途： 4月ごろ、淡緑色の花が下向きに咲き、内側に紫色の網状の紋様があるのでアミガサユリと呼ばれます。生薬名を貝母といい鎮咳・去痰・排膿薬・咳止め・痰切りなどに用いられています。 学名： Fritillaria thunbergii Miq.

植物図鑑

ばいも (貝母)

●中国が原産です。わが国へは薬用植物として、江戸時代に渡来しました。名前は、白い鱗茎のかたちが二枚貝を思わせることから。この鱗茎には、アルカロイドのフリチリンやフリチララリンなどが含まれ、漢方では鎮咳や去痰、排膿の薬とされます。葉の先端が細長く伸びて、ほかの草などに巻きつきます。３月から６月ごろ、淡い緑白色の花を咲かせます。花の内側には、紫色の網目模様があり、別名で「アミガサユリ（編み笠百合）」とも呼ばれます。花後はすぐに地上部が枯れて、長い休眠に入ります。
●ユリ科バイモ属の多年草で、学名は Fritillaria verticillata var.thunbergii。英名は Zhe bei mu。

ユリのほかの用語一覧

ハラン：	葉蘭
バイモ：	フリチラリア  深山黒百合  貝母  越の小貝母  黒百合
パラディセア：	パラディセア・リリアストルム

>>バイモカテゴリの他の用語

植物名辞典

貝母

読み方：バイモ（ｂａｉｍｏ），　ハハクリ（ｈａｈａｋｕｒｉ），　ハワクリ（ｈａｗａｋｕｒｉ）

アミガサユリの別称。
ユリ科の多年草、薬用植物

学名 Fritillaria verticillata var.thunbergii

貝母

読み方：ハハクリ（ｈａｈａｋｕｒｉ），　ハワクリ（ｈａｗａｋｕｒｉ）

ウバユリの別称。
ユリ科の多年草

学名 Cardiocrinum cordatum var.cordatum

隠語大辞典

貝母

読み方：ばいも

1. 貝母。「売春婦異名集」に「大阪道修町の薬種商人は女陰を貝母と通称せり」とあり。
2. 女根。大阪道修町薬種商間の隠語。貝母は編笠百合の根に生ずる物にて、肺病悪瘡の治療薬である。其形貝に似たるに由来する。

分類 大阪道修町薬種商間

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ウィキペディア

アミガサユリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/04/10 15:14 UTC 版)

アミガサユリ（編笠百合）ユリ科バイモ属の半蔓性多年草。原産地は中国で、観賞用として栽培される事が多い。

Weblio日本語例文用例辞書

「貝母」の例文・使い方・用例・文例

• 小貝母という植物
• 貝母という植物