諸公式の導出とは? わかりやすく解説

諸公式の導出

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/21 17:50 UTC 版)

積の微分法則」の記事における「諸公式の導出」の解説

積の法則応用として最たるものが、n が正の整数であるときの冪函数対する公式 d d x x n = n x n − 1 {\displaystyle {d \over dx}x^{n}=nx^{n-1}} の証明である(この式自体は n が正でなくとも、あるいはさらに整数でなくとも成立するが、その証明には別の方法考え必要がある)。証明冪指数 n に関する数学的帰納法用いる。n = 0 のとき xn定数で、nxn−1 = 0 だから式は成り立つ(定数函数導函数は 0 であるから)。任意にとって固定した冪指数 n で帰納法仮定成り立つならば d d x x n + 1 = d d x ( x n ⋅ x ) = x d d x x n + x n d d x x = x ( n x n − 1 ) + x n ⋅ 1 = ( n + 1 ) x n {\displaystyle {\begin{aligned}{d \over dx}x^{n+1}&{}={d \over dx}(x^{n}\cdot x)=x{d \over dx}x^{n}+x^{n}{d \over dx}x\\&{}=x(nx^{n-1})+x^{n}\cdot 1=(n+1)x^{n}\end{aligned}}} となるから n + 1 でも等式成り立つ(二つ目等号積の法則適用三つ目等号帰納法仮定である)。

※この「諸公式の導出」の解説は、「積の微分法則」の解説の一部です。
「諸公式の導出」を含む「積の微分法則」の記事については、「積の微分法則」の概要を参照ください。

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