西暦以外の紀年法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 20:46 UTC 版)
インドで公式に使用されているインド国定暦(ヒンドゥー暦)は、基点となる年を「0年」として、基点となる年からの間隔を「N年」「紀元前N年」と表現する。この方法では、基点となる年からN年後が「紀元N年」、基点となる年からN年前が「紀元前N年」となる。一方で、基点となる紀元元年を1年とする(序数年として数える)西暦などでは、基点となる年からN年後が「紀元N+1年」、基点となる年からN年前が「紀元前N年」となり、紀元後の計算において経過した年数との間で1年のずれが生じる。これは、日本の皇紀や、台湾の民国紀元、東アジアにおける元号などでも同様である。 また、タイ、カンボジア、ラオスでは、釈迦が入滅した翌年の西暦紀元前543年を仏滅紀元元年(=1年)としているため、釈迦が入滅したその年の紀元前544年を仏滅紀元元年とするミャンマーやスリランカの紀元と1年の違いが生じる。この前者の紀元では紀元前544年を「仏滅紀元0年」と表現する場合もある。
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