補殺が記録される主な例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 10:05 UTC 版)
三塁手がゴロを捕り、一塁手へ送球して打者がアウト三塁手に補殺が記録される。 捕手が二塁へ送球し、遊撃手が盗塁を試みた一塁走者に触球してアウト捕手に補殺が記録される。 犠飛が失敗した場合(飛球を捕球した外野手を見た三塁走者が本塁をめざすが、外野手の送球によって本塁で捕手に触球されアウトになった場合)飛球を捕球し送球した選手に補殺が記録される。中継に参加した選手がいる場合は飛球を捕球し送球した選手と中継に参加した選手の両方に補殺が記録される。 飛球を捕球した外野手が三塁へ送球し、タッチアップを試みた二塁走者が三塁手に触球されてアウト外野手に補殺が記録される。 外野に飛んだ打球を捕球した外野手が、中継の遊撃手へ送球し、遊撃手は本塁へ送球して、捕手が本塁上で走者に触球してアウト外野手と遊撃手の両者に補殺が記録される。 走者一塁で三塁手がゴロを捕り二塁へ送球、二塁手はこれを捕球し二塁を踏み一塁走者がフォースアウト。その後二塁手は一塁手へ送球し打者走者も一塁アウト一塁走者の二塁フォースアウトは、三塁手に補殺が記録される。打者走者のアウトは二塁手に補殺が記録される。 ホームスチールを試みた走者に対し、投手が本塁へ送球し、捕手の触球によって走者はアウト投手が投げたボールが打者への投球ならば補殺は記録されないが、投手が走者をアウトにするために投手板を外して本塁へ投げた送球であれば、投手に補殺が記録される。 走者のボールデッド中の塁空過をアピールするために、プレイが宣告された後に投手が当該塁をカバーした野手に送球、野手はアピールを行って走者がアウト送球した投手に補殺が記録される。 一二塁間で走者が挟まれランダウンプレイとなり、一塁手および遊撃手もボールに触れたが、最終的には二塁手が触球してアウト直接アウトにしたのは二塁手(刺殺が記録される)だが、一塁手・遊撃手も一連のプレーに参加しているので一塁手・遊撃手の両者に補殺が記録される。なおこのアウトとなった走者というのが、走者二塁の場面で外野へ安打を放った打者走者であり、その打者走者が外野手の(二塁走者を刺すための)本塁への送球間に二塁進塁を狙ったところを、捕手の送球カットによる二塁送球によって挟まれアウトとなった場合であれば、最初に送球をした外野手およびカットをした捕手の両者にも補殺が記録される。 投手の足にゴロの打球が当たりその方向が大きく変わり、たまたま三塁手のグローブに収まった。三塁手はちょうど走ってきた二塁走者に触球してアウトをとった打球の方向を変えたのが偶然でも故意でも投手に補殺が記録される。 三塁手がゴロを捕り、一塁手への送球が悪送球となり、二塁進塁を試みた打者走者がバックアップした二塁手の送球により二塁ベース付近で遊撃手の触球によりアウト二塁手に補殺が記録される。守備側の悪送球により、走者がさらに余分の塁を狙い、結果としてアウトになった場合、はじめに悪送球をした選手(この場合は三塁手)には補殺は記録されない。 捕手が第3ストライクを正規に捕球できず(振り逃げの条件が成立)、一塁へ送球し、打者走者がアウトとなった捕手に補殺が記録される。
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