装着形態による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/12 03:14 UTC 版)
「コンバージョンレンズ」の記事における「装着形態による分類」の解説
フロントコンバージョンレンズ(フロントコンバーター) マスターレンズの先端部に装着する形式。ビデオカメラやコンパクトデジタルカメラなど、レンズ交換ができないカメラで使われる。フィルター枠に重量がかかるので最近の樹脂製レンズに使用した場合に耐久性が低いと鏡筒が折れることがある。 リアコンバージョンレンズ(リアコンバーター) マスターレンズとカメラ本体の間のマウント部に装着する形式。一眼レフカメラなどレンズ交換可能なカメラで使われる。 一般的に、リアコンバージョンレンズのほうが画質に与える悪影響は少なく、設計も簡単で小型に出来るが、リアコンバージョンレンズではマスターレンズのイメージサークルを超える画角は原理上得られないためワイドコンバージョンレンズにはできない。 天体望遠鏡の分野では画角を広げてF値を落とす(明るくする)目的でレデューサーレンズ(縮小光学系)が存在するが、イメージサークルに十分な余裕がある望遠鏡に特化した光学系である。 広角レンズでほぼ唯一の広角リアコンバーターの実用化例ではリコーR1(1994年発売)があるが、やはりマスターレンズ(30 mm F3.5、4群4枚構成)のイメージサークルが限られているため広角コンバーターを挿入すると著しく周辺光量が低下し、あくまでもパノラマ撮影専用としている(パノラマモード時は24 mm F8となる)。
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