英雄の旅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 14:55 UTC 版)
「ジョーゼフ・キャンベル」の記事における「英雄の旅」の解説
英雄の旅、Heroes and the Monomyth(英雄と輪廻)はキャンベルが各地の神話に登場するヒーローの物語の構造を示したものである。 (オデュッセイアをはじめ)古今の英雄神話において、(1)主人公は別の非日常世界への旅に出、(2)イニシエーションを経て、(3)元の世界に帰還する、という共通の構造を持っている(単一神話論)。 構成 Calling(天命) Commitment(旅の始まり) Threshold(境界線) Guardians(メンター) Demon(悪魔) Transformation(変容) Complete the task(課題完了) Return home(故郷へ帰る) マトリックス、スター・ウォーズ、ロード・オブ・ザ・リングなどの多くの物語がこの「Heroes and the monomyth」の流れをくんでいる。 対をなす概念として、ヒロイン(女性)の物語の構造を示した「ヒロインの旅(The Heroine's Journey)」がある。モーリーン・マードック(Maureen Murdock)が、ユング心理学やキャンベルへのインタビューをもとに提唱した。
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