【自走迫撃砲】(じそうはくげきほう)
迫撃砲を搭載した装甲車両。
自走砲と類似しているが、迫撃砲そのものの運用主体が歩兵科であることから、厳密にはこれに含まれない。
APCや歩兵戦闘車をベースに兵員室を改造し、天蓋やターンテーブルを増設して迫撃砲を据え付けたものが一般的であるが、中には砲塔を備え、戦車と同様に運用されるものもある。
自走砲の常として、射撃後に機動力を活用して反撃を回避する事(ヒットアンドアウェイ)を期待されている。
また、装甲を備える事により、敵歩兵に遭遇してしまった場合の生還率を高めている。
迫撃砲一門ごとに専用のシャーシを用意する必要があるため、牽引式の迫撃砲に比べてコストは非常に高い。
ちなみに、自走しない場合でも大型の迫撃砲は車両に繋いで牽引される。
迫撃砲は旧世代の野戦砲よりも段違いに軽量だが、それでも人が背負って運ぶのは現実的でない。
自走迫撃砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 15:52 UTC 版)
「陸上自衛隊の装備品一覧」の記事における「自走迫撃砲」の解説
名称愛称(※は部隊内通称)画像調達数注釈96式自走120mm迫撃砲 ゴッドハンマー※120MSP、自走RT 24 73式けん引車などと共通の車体に120mm迫撃砲を搭載したもの。 退役 名称愛称(※は部隊内通称)画像調達数注釈60式自走81mm迫撃砲 ※81MSP 18 60式装甲車に81mm迫撃砲を搭載したもの。2008年全車退役。 60式自走107mm迫撃砲 ※107MSP、60式自走4.2インチ迫撃砲 18 60式装甲車に107mm迫撃砲を搭載したもの。2008年全車退役。
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