自由の村・機井洞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 23:30 UTC 版)
軍事境界線内の韓国側、共同警備区域の周辺に休戦当時の住人の直系子孫だけ居住することができる「自由の村(台城洞)」が設けられているが、住民や許可を受けた者、指定されたツアー参加者以外、自由に訪れることはできない。 北朝鮮側の軍事境界線周辺は「機井洞」(宣伝村)と呼ばれる、韓国側に北朝鮮側の「繁栄」を誇示するために設けられた高層アパートなどの住居や工場が立ち並んでおり、「自由の家」からも見ることができる。しかし、これらの住居や工場はあくまで韓国側に対する宣伝のためのものであり、実際に住人はいないとされている。 軍事境界線近くに韓国と北朝鮮の大型の国旗掲揚塔がある。掲揚塔を設ける際に、韓国と北朝鮮の間でその高さがあらかじめ決められていたものの、北朝鮮がこの取り決めを一方的に破り、南北双方で国旗掲揚台の高さ競争が起こり、北朝鮮側は「宣伝村」脇に当時世界一の高さとなる160メートルの掲揚塔を設け、現在もそのままにされている。
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