じん‐かん〔‐クワン〕【腎管】
腎管
腎管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 06:20 UTC 版)
真体腔動物に見られるものが腎管 (nephridium) である。原腎管との違いは管の先端が体腔に開いていることである。典型的なものは環形動物に見られる。この類では、体節制があって、体腔も体節ごとに仕切られている。この体節にそれぞれ一対の腎管がある。体内側の末端は腎口 (nephrostoma) と呼ばれ、屈曲して体側面につながり、そこに開口する。腎口や導管内部に繊毛があって内容物を体外に送り出す。 それ以外の類では、より限られた数の対を持つ例が多い。節足動物では往々に特定の付属肢の基部に開口し、その部位によって触角腺(antennal gland, 甲殻類十脚目)、小顎腺(maxillary gland, その他の甲殻類)、基節腺(coxal gland, 鋏角類)などと言われる。基盤的な昆虫では小顎に唾液腺 (salivary gland) があるが、これは腎管が起源と言われている。
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