脱水剤・脱油剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/14 08:37 UTC 版)
電力中央研究所が石炭や汚泥といった高水分の物質に、液化DMEを脱水剤として接触させ、水分を抜き取り、石炭や汚泥を乾燥させる技術の開発を行っている。圧縮性の高い物性を逆手にとって、DMEの凝縮と蒸発を少ないエネルギーで繰り返すことで、従来の乾燥技術の半分のエネルギーで脱水できる。 汚泥に適用する場合には脱臭もでき、未利用エネルギーを燃料化することでカーボンニュートラルにつながる技術の確立が期待されている。また、ヘドロに適用するとポリ塩化ビフェニル (PCB) やダイオキシンを常温で除去できる上、重油で汚染された土壌を浄化することも期待されており、環境浄化技術としても検討されている。
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