第1部と『火星のプリンセス』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/31 06:01 UTC 版)
「月シリーズ」の記事における「第1部と『火星のプリンセス』」の解説
第1部のプロットは、火星シリーズの第1作『火星のプリンセス』との共通点がある。 重力の低い異星で冒険 主人公が最初に会う知的生物が、亜人種 亜人の元で、人類種の女性(王女)と出会う 王女(ヒロイン)の国が交戦中であるか、宿敵に狙われている 一方で、相違点も存在する。 亜人と友情を育んだか否か ヒロインの国が救われたか否か 主人公が異星に定住したか否か オーティスは亜人およびカルカール人と通じ、レイス(敵対国家)を滅ぼし、皇帝の座に就いている。この点において、彼は悪のジョン・カーターであり、ガ・ヴァ・ゴは悪のタルス・タルカスであると言える。また、カルカール人に武器を渡し、上の階級を滅ぼした、という点では、デヴィッド・イネスかアブナー・ペリー(ペルシダー・シリーズの主人公と、そのパートナー)にも該当する。すなわち、オーティスはバローズの主人公らの合わせ鏡(負の存在)となっている。 また、第2部冒頭の2050年の戦いでオーティスが使用する電子銃は、後に『火星の秘密兵器』(1930年)に応用された。
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