第四海上護衛隊とは? わかりやすく解説

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第四海上護衛隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 22:00 UTC 版)

海上護衛隊」の記事における「第四海上護衛隊」の解説

1944年昭和19年4月10日佐世保鹿児島沖縄航路船団護衛担当する目的で、従来佐世保防備戦隊解隊改編する形で発足した同時に沖縄方面根拠地隊新編され、新葉亭造少将が第四海上護衛隊司令官沖縄方面根拠地隊司令官兼務した。司令部奄美大島置かれ佐世保鎮守府部隊編入された。当時沖縄戦場となる恐れ極めて高まってきていたが、既存第二海上護衛隊担当する南方航路沖縄通らず台湾経由していたため、沖縄への新たな輸送ルート設置する必要があったためである。第四海上護衛隊の司令部沖縄防衛する沖縄方面根拠地隊司令部兼任し上述)、沖縄への物資輸送住民本土疎開推進した戦力微々たるもので、対馬丸はじめとする商船喪失防げなかった。1945年昭和20年2月25日軍令部総長戦時編制改訂奏上する沖縄方面根拠地隊地上戦専念させるために司令部兼任解除され大田少将2月25日附で兼務解かれた(沖縄方面根拠地隊司令官専任)。新任の第四海上護衛隊司令官には、駒沢克己少将任命された。 沖縄上陸向けて連合軍機動部隊南西諸島方面進出し3月下旬から九州地区空襲開始すると、「友鶴」など部隊主力艦艇を次々に失う。制空権制海権とも完全に失い第一号型輸送艦第百一号型輸送艦機帆船による特攻輸送細々実施したものの、沖縄航路途絶した海上交通保護不可となった第四海上護衛隊は、本土決戦備えて南九州防衛任務とする第五特攻戦隊佐世保鎮守府部隊)へ編入されることになり、5月10日付で改編消滅した。しかし、すでに所属艦艇大半失われており、特攻戦隊委譲できたのは駆潜艇2隻に過ぎなかった。第五特攻戦隊兵力は、第32突撃隊、第33突撃隊駆潜艇2隻であった

※この「第四海上護衛隊」の解説は、「海上護衛隊」の解説の一部です。
「第四海上護衛隊」を含む「海上護衛隊」の記事については、「海上護衛隊」の概要を参照ください。

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