竜の子を狙う集団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 02:45 UTC 版)
ある計画の遂行の為に竜の子を狙っている謎の集団。竜の子を巡って、たびたび主人公や御使いたちと衝突する。 エニシア 声 - 水樹奈々 竜の子を狙う3つの軍団の頂点に立つ少女。なよやかで大人しい性格。「姫」と呼ばれており、そう呼ばれるに相応しい風格を漂わせている。 3つの軍団のリーダーは皆失いかけていた命をエニシアによって救われ、その恩を返すため彼女の家来になることを決めた者たちであり、そのため彼女に対する忠誠心は極めて篤い。 彼女も主人公同様、月光花シグマリアの妖精とリィンバウムの人間との間に生まれた響界種である。幼少の頃に自分と父の元から去った母と会うことを望んでいる。 PS2版ではサポート専用ユニットだったが、PSP版では傀儡ユニットとして使用可能であり、ステータスは低いが行動を終えた仲間を再び行動可能にするという能力を持つ。 ギアン・クラストフ 声 - 成田剣 無色の派閥の大家・「魔獣調教師」クラストフ家の若き当主。エニシアの下で三つの軍団を統括している参謀的存在。 今は廃れつつある「送還術」を使いこなし、召喚獣を強制的に元の世界へ還すことができる。一見、端整な顔立ちの落ち着いた口調で話す物腰柔らかな青年だが、その眼の奥は見る者を畏怖させる鋭い冷たさと、禍々しいほどの憎しみで満ちている。 彼も幽角獣の父と、それを召喚した召喚師の娘の間に生まれた響界種である。母方の祖父から父が母に乱暴を働いて生まれた忌まわしい子供だとして激しい虐待を受け、幽角獣の癒しの力で命こそ失わなかったものの心に深い闇を抱えてしまっている。本来は心優しい青年であるが祖父から受けた虐待によって歪んでおり、追い詰められると子供のように取り乱す場面も見られる。自分と母を捨てた父に復讐を果たすために幻獣界に行くことを望み、最終的に自身が至竜になるための儀式を執り行うも失敗し、世に害悪を与える堕竜へと変貌してしまう。 二周目以降は一定の条件を満たすことで、ギアンの出生と祖父からの虐待に関する真相が明らかになる。祖父が彼に伝えた父の情報は全くの嘘であり、本当は父と母は相思相愛の仲であったが、父を実験動物と認識していた祖父が激怒し彼を殺害した挙句、その息子であるギアンにも肉体的・精神的共に怒りをぶつけていた。また、ギアンが本来響界種としての力が発揮できない幼少期を生き延びられたのも、父が息子のために残した幽角獣の角が彼を守っていたからであった。 PSP版では傀儡ユニットとして使用可能で、相手の召喚術を無効化する「送還術」とHPとMPが自動回復する「幽角獣の癒し」を持つ。しかし、杖を装備できないため他の召喚師に比べて魔法攻撃力は劣る。戦闘会話ではエニシアに対して過保護になっている様子が見られる。
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