砧骨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/07/10 03:44 UTC 版)
砧骨（きぬたこつ、incus）は、中耳にある骨。砧の形をしており、中耳にある3つの耳小骨のうちの1つである。横方向に接続されている槌骨から振動を受け取り、内側で鐙骨に伝達する。ラテン語: Incus はその形が金床に似ていることからそう呼ばれ、金床を意味するanvilとも呼ばれる。
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- 2 砧骨の概要
砧骨
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「砧骨」も参照 砧骨 (きぬたこつ、Incus) は爬虫類段階の単弓類が哺乳類に進化したときに獲得された新たな耳小骨である。元は哺乳類以外の四肢動物では顎関節の上顎側を構成していた方形骨（quadrate）であった。砧とは衣などをのせて打つ台のことで、Incusとはラテン語で金床のこと。その名の通り槌骨からの振動を受け止める働きをする。
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