監視人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 02:09 UTC 版)
「FRINGE/フリンジ」の記事における「監視人」の解説
髪の毛はおろか眉毛も全く無い、謎に包まれた人物。歴史的に大きな事件・事故の現場に何度も居合わせていて、何も干渉せず静かに眺めている。その様子からフリンジ・チームは「監視人」と呼んでいる。当初チームが存在を把握していたのは一人だけであったが、やがて複数人いることが判明する。食事の時は唐辛子のスライスを大量にのせたり、胡椒を一瓶まるごとかけたり、タバスコを大量にふりかけたりするなど、味覚が弱いことが伺える。また銃弾を素手で止めたり、相手の発言を先読みして相手と同時に喋ったりと、通常の人間を超える能力を持っている。 その正体は感情を排除して知性を高め続けていった結果作られた進化した人類。現代に現れた監視人たちは未来から送り込まれた12人の科学者である。 セプテンバー (September/The Observer) 演 - マイケル・サーヴェリス、日本語吹替 - 青山穣 ウォルターに馴染みの深い監視人。湖に落ちたウォルターとピーターを助けた。 『向こう側』の世界でウォルタネイトがピーターの治療薬を完成させる瞬間を監視するため研究所に侵入したが、ウォルタネイトに気づかれて会話を交わす。その間に成功を示す化学反応が治療薬から消えてしまい、ウォルタネイトは治療薬が失敗だったと思い込み、『向こう側の世界』では治療薬が作成されなくなってしまう。このミスを訂正するため、湖に落ちたウォルターとピーターを助けた。 シーズン4では胸に銃創を負った状態でオリビアの前に現れ「全ての未来を見てきたが、君は死ぬ」と告げる。 シーズン5では監視人であるための装置を抜き取られているため、通常の人間と同様の存在になっている。ドナルドと名乗っている。ピーターを助けたことやフリンジ・チームに度々助言していたことは、未来世界で「不良品」として処分されるはずだった自身の息子を守るための行動だった。監視人たちによる侵略の運命を変え、息子を守るために未来へ移動しようとするが直前に銃弾を受け死亡する。 オーガスト 演 - ピーター・ウッドウォード 例外的に、監視対象の人間に情が移って行動を起こした監視人。 飛行機事故により死ぬ運命であった女性を救い、「重要」ではない女性の死を回避したことは自然の摂理をねじ曲げることだと他の監視人から非難された。女性の殺害に差し向けられた暗殺者と戦う中、あえて暗殺者の銃弾を受けることで、女性に「監視人の死に関与した」というを重要性与えて命を救った。セプテンバーに対して、彼女を愛したのだと語り涙を流して息絶えた。
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