皇室仕えとは? わかりやすく解説

皇室仕え

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 22:27 UTC 版)

レオニード・セドネフ」の記事における「皇室仕え」の解説

ツァールスコエ・セロー叔父のイヴァン・セドニョフ(ロシア語版)と同様にニコライ2世一家お抱え料理人助手として採用されたセドニョフ少年は歳の近いニコライ2世息子アレクセイ・ニコラエヴィチ皇太子親しくなり、彼の遊び友達になった。 セドニョフ叔父甥はニコライ2世一家移送されシベリアトボリスクエカテリンブルクにあるイパチェフ館でも引き続き元皇帝一家料理人助手務めた叔父イヴァン1918年5月27日アレクセイお守り役であるナゴールヌイと一緒に尋問のためにイパチェフ館から連れ去られた。この日、館の周辺ぶらぶら歩いていたピエール・ジリヤール(英語版)(ニコライ2世の上2人の子供の元フランス語家庭教師)は2人赤軍兵士によって無蓋四輪馬車乗せられるのを目撃している。それきり2人二度と館に戻らなかった。 7月14日日曜日)に司祭のストロジェフが許可得て館に招かれニコライ2世一家聖体礼儀行った。この若い神父エフゲニー・ボトキンアレクセイ・トルップとともにセドニョフ少年後方アーチの影に立っていたのを確認している。 7月16日朝に館の警護隊長ヤコフ・ユロフスキーはセドニョフ少年を館から通り向かい警護兵たちの宿舎引っ越させた。少年帰ってこないのをひどく心配した皇后アレクサンドラ・フョードロヴナその日の晩にどういう事情があるのか、ボトキンを聞きにやった。ユロフスキーはボトキンとタチアナ・ニコラエヴナ少年叔父会いに行くために館を去ったのだと説明したが、一家抱いた不安は解消されなかった。実際にイヴァン6月上旬他の情報源によると6月下旬:342、あるいは7月上旬 )に銃殺されていたため、面会不可であったアレクサンドラ人生最後の日記に彼の名前が登場する。 ・・・不意にリョーシカ(レオニード愛称形)・セドニョフが叔父との面会呼び出された。彼は消えた。もしこれが本当で、またもどって来た彼を見ることができたら、それこそ驚きだ。:321 — 1918年7月16日 警護兵のフィリップ・プロスクリャコフは前皇帝一家失踪する前日にセドニョフ少年彼のベッド一緒に寝たので話をしたが、その時ユロフスキー衣類取り上げられてしまったと文句言っていたと白軍取調官供述している。7月17日起こったとされるエカテリンブルク惨劇定説疑問視するアンソニー・サマーズ(英語版)とトム・マンゴールド(英語版)は著書ロマノフ家最期』の中で、この時点ではまだアレクセイ殺害計画されておらず、彼に衣服着せるために取り上げたではないか推測している。 また、警護兵のレテミンは7月17日の朝8時に宿舎立ち寄るとそこにセドニョフ少年がいたので、どうしてここにいるのか?と聞くと、その場にいた警護兵のアレクサンドル・ストレコチンが片手振って少年を脇の方に連れて行き昨夜遅くに前皇帝夫妻ニコライ2世アレクサンドラ・フョードロヴナ)とその家族全員オリガ・ニコラエヴナタチアナ・ニコラエヴナマリア・ニコラエヴナアナスタシア・ニコラエヴナアレクセイ・ニコラエヴィチ)、医師エフゲニー・ボトキン料理人イヴァン・ハリトーノフ召使いアレクセイ・トルップ侍女アンナ・デミドヴァ殺害されたこと、彼自身もその現場立ち会ったことを知らせてきたと白軍取調官供述している。 ユロフスキー指令によって間一髪のところで命を救われることになったセドニョフ少年7月20日ウラル英語版)・ソビエト当局によって親戚が住むカルーガ県(ロシア語版)へ列車送り出された:328

※この「皇室仕え」の解説は、「レオニード・セドネフ」の解説の一部です。
「皇室仕え」を含む「レオニード・セドネフ」の記事については、「レオニード・セドネフ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「皇室仕え」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「皇室仕え」の関連用語

皇室仕えのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



皇室仕えのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのレオニード・セドネフ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS