百合作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 09:50 UTC 版)
百合は女性同士の恋愛や友情をテーマにした創作ジャンルの通称である。女性ファンだけでなく、男性ファンが多いことでも知られる。 2018年、池袋マルイ店で開催予定だった「ふともも写真展」で、フェミニストで評論家の勝部元気が「社会的ドメスティックバイオレンスだ」と非難するなど、性的モノ化・性的対象化された差別表現であり、「性的」「未成年を連想させる」と抗議を受け、同時開催の「百合展」とともに中止となり、Twitterで論争化・炎上した。 セクシャルマイノリティ表現すら「はしたない」「性的」「子供に見せられますか?」で潰されてくという指摘に対し、一部のフェミニストからは、抗議はふともも展のみで、百合展自体に抗議はなく、ふともも展の写真家が百合展にも参加しており、作家全員の参加が難しくなったことが原因であるとし、名古屋芸術大学非常勤講師・京都造形芸術大学客員教授で作家であるフェミニストの大野左紀子も「性的表現の消費をめぐって批判側が「はしたない」という言葉を使っているのは見たことがない」とした。ただし、フェミニストらが否定したのは「はしたない」という道徳的理由だけであり、「性的」「子供に見せられない」「女性差別である」などの主張は多数見受けられた。また、フェミニスト以外の保守派からは「はしたない」という意見も出ていた。 一方で、トランスジェンダーのフェミニストでライターの水野ひばりは、セクシャルマイノリティ表現とは「社会の性生活に挑戦するもの」でなくてはならず、危険視され、忌み嫌われ、タブー視される、良くないものであり、マジョリティが傷つかないマイノリティの性表現は理屈上あり得ず、ヘテロ男性が楽しめる表現は「百合」ではあるが「ただのポルノ」で、認められないとした。ポルノをデパートに飾るなというだけであり、人を傷つけるものだから、どうやって人に届けるか考える必要があるとした。ポルノや性暴力の批判にセクシャルマイノリティ差別を使い、ヘテロ男性の欲望を正当化するための免罪符にしており、「百合」が男性から支持され攻撃を受けないのは、男性がいつでも消費出来るからであり、まるで精液にまみれたティッシュのように、使い終わったらゴミ箱に投げられるリスクと隣り合わせにあるジャンルが「百合」であるなどと主張した。 ふともも展は翌月、企画コンセプトの変更は行わず、作品数を増やすなどし、原宿のギャラリーで開催された。
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百合作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 17:49 UTC 版)
春夏秋冬 - 蔵王との合作。 恋愛遺伝子XX - 原作およびネームを担当。作画は蔵王。『コミック百合姫』連載。
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