発掘と遺跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/05 16:32 UTC 版)
現在発掘されているのはローマ時代の遺跡であり、まだ調査されていない部分もかなりある。大きな石のブロックで舗装された2本の古代の道路の痕跡が街まで続いており、カタルファノ山の頂上全体が古代の城壁と建物の基礎の破片で覆われている。2つの寺院の遺跡があり、柱頭とフリーズの一部が発見されている。ライオンと豹の彫刻の間に立つ古代オリエント風アルテミスの像が発掘されており、パレルモの博物館に他の発掘物と共に展示されている1857年にはカラカラ帝の妻フルウィア・プラウティッラ(en)を市民が称えた碑文が発見されている。南側から街に接近する道路は曲がりくねっているが、急な傾斜地であるにも関わらず、市内の道路は同一間隔で東西および南北に走っており、交差点は直角である。道路は原則として厚い石板で舗装されている。建物は壁は当初は仕上げ加工がされておらず、後に漆喰で仕上げられている;城壁の下部にはしばしば自然石が使われている。ペリスタイルを持つ大きな屋敷の一つが1911年に発見されているが、誤ってギュムナシオンと名付けられた。街の最上部には岩を加工した水槽があり、頂上部にはモザイク装飾された床と塗装された壁を持つ大きな屋敷がある。いくつかの墓も発見されている。
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