瓜生寅 うりゅう はじむ
天保13年1月15日～大正2年2月23日 （1842～1913）
福井生まれ。官僚、実業家。父は福井藩士。安政3年(1856)に一家断絶となる。その後、遠祖の瓜生姓を名乗る。漢学、蘭学、英学を学び、幕府の英語学校教授を務める。明治3年(1870)に新政府に登用され文部省、大蔵省、工部省などに勤務するが12年(1879)退官。15年(1882)日本鉄道会社に勤務。その後、兵庫日本米穀輸出会社顧問を経て、外国船積立業瓜生商会を設立。著作は、貨幣、地質学、測量、地理、家政学など多方面にわたる。
| キーワード | 官僚, 実業家 |
|---|---|
| 号・別称等 | 寅(はじめ) |
- 著作等（近代デジタルライブラリー収載）
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- 合衆国政治小学. [1], [2], [3] / ヨング著 ; 瓜生三寅訳 名山閣, 明5.2 <YDM27730>
- 日本国尽. [1], [2], [3], [4], [5], [6], [7], [8] / 瓜生寅著 和泉屋吉兵衛, 明5.10 <YDM22750>
- 測地略. [1], [2], [3], [4] / 瓜生寅編 文部省, 明5-7 <YDM66204>
- 素本日本国尽. [1], [2] / 瓜生寅著 〔出版者不明〕, 明7.9 <YDM22586>
- 窮理諳誦本. [1], [2], [3] / 瓜生寅著 瓜生寅, 明7.12 <YDM55476>
- 上等小学啓蒙知恵乃環. [1], [2], [3] / 瓜生寅訳 和泉屋吉兵衛, 明9.9 <YDM101809>
- 電鑷両気論 / 弗黎明然均（フレミング・ジエンキン）著 ; 瓜生寅訳 文部省編輯局, 明14.9 <YDM55610>
- 度量衡標本解説 / 瓜生寅著 文部省編輯局, 明17.2 <YDM42404>
- 商業博物誌. [1], [2] / イ－ツ著 ; 瓜生寅訳 文部省編輯局, 明18.3 <YDM43393>
- 庶物指教用解説 / 瓜生寅編 ; 山県悌三郎訂 文部省, 明19.6 <YDM47431>
- 瓜生判官事跡 / 瓜生寅編 博文館, 明37.12 <YDM6500>
- 国史の研究 / 瓜生寅著 吉川弘文館, 明40.1 <YDM505>
- 鎌倉雑詩 / 瓜生寅（梅村）著 瓜生梅村, 明40.9 <YDM99325>
- 勅語通解 / 瓜生寅著 博文館, 明44.12 <YDM12362>
- まるこぽろ紀行 / ト－マス・ライト英訳 ; 瓜生寅訳補 博文館, 明45.4 <YDM22340>
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瓜生寅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/01 04:11 UTC 版)
瓜生 寅（うりゅう はじめ/はじむ、1842年2月24日（天保13年1月15日）- 1913年（大正2年）2月23日）は、幕末から明治時代の官僚、教育者、英学者、実業家である。別称は寅（とら）、通称は三寅、号は梅村・六合魁民、幼名は乕作。本姓は多部。海援隊士・瓜生震（雷吉）の兄[1][2]。
- ^ a b c d e f g h i “瓜生寅”. デジタル版 日本人名大辞典+Plus（講談社）株式会社DIGITALIO. 2023年2月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “瓜生寅”. 朝日日本歴史人物事典（朝日新聞出版）株式会社DIGITALIO. 2023年2月21日閲覧。
- ^ a b c d デジタルアーカイブ福井 『瓜生 寅』
- ^ a b c d e f g デジタルアーカイブ福井・今月のアーカイブ 『瓜生三寅と明治の教科書』
- ^ a b c d e f 国立国会図書館「近代日本人の肖像」 『瓜生 寅』
- ^ a b c d e f g h i j k l m 『長崎フルベッキ研究会レポート』一般社団法人長崎親善協会
- ^ 茂住 實男「英語伝習所設立とその後」『英学史研究』第1980巻第12号、日本英学史学会、1979年、193-206頁、ISSN 1883-9282。
- ^ 杉本つとむ「続・幕末の洋学事情--近代の発信地,長崎と蘭医と近代教育」『早稲田大学図書館紀要』第42号、早稲田大学図書館、1995年12月、1-55頁、ISSN 02892502、NAID 40003930216。
- ^ 村瀬寿代「長崎におけるフルベッキの人脈」『桃山学院大学キリスト教論集』第36号、桃山学院大学総合研究所、2000年3月、63-94頁、ISSN 0286973X、NAID 110000215333。
- ^ 『前島密自叙伝・年譜』（前島密伝記刊行会）
- ^ a b 日本郵政『前島密年譜』
- ^ a b 井上卓朗 『日本文明の一大恩人』前島密の思想的背景と文明開化 郵政博物館 研究紀要 第11号 2020年3月
- ^ a b 意志力道場ウォーク 『日本を変えた出会い―英学者・何礼之（が のりゆき）と門弟・前島密、星亨、陸奥宗光―』Ⅴ 何礼之とその門弟・前島蜜 丸屋武士 2012年6月1日
- ^ 大久保 利謙「幕末英学史上における何礼之 : とくに何礼之塾と鹿児島英学との交流」『研究年報 1977』第6巻、鹿児島県立短期大学地域研究所、1978年3月、26-41頁。
- ^ 田原啓祐 『幕臣前島密がみた文明開化の礎』 郵政博物館 研究紀要 第10号 2019年3月
- ^ 中島一仁「日本における聖公会初の受洗者・荘村助右衛門 : その人物像とウィリアムズとの交友をめぐって」『立教学院史研究』第16号、立教大学立教学院史資料センター、2019年、2-20頁、doi:10.14992/00018017、ISSN 1884-1848、NAID 120006715214。
- ^ a b c 若林文高「国立科学博物館所蔵の桜井錠二資料」『国立科学博物館研究報告 E類 理工学 ／ 国立科学博物館 編』第33号、国立科学博物館、2010年12月、21-35頁、ISSN 18819095。
- ^ 若越郷土研究 『沼津兵学校の福井藩員外生』 38の1 山下英一
- ^ 藤原義江『貧乏を征服した人々』帆刈芳之助 著 (泰文館, 1939)
- ^ 関門 “ノスタルジック” 海峡 『藤原義江記念館（旧リンガー邸）』
- ^ 谷口顕「修復トピックス 重要文化財旧長崎英国領事館保存修理工事 基礎工事と不同沈下の要因」（PDF）『建築史学』第73巻、建築史学会、2019年、110-122頁。
- ^ グラバー園 Welcome to Glover Garden
- ^ 名古屋大学大学院法学研究科 『人事興信録』データベース 『瓜生泰』 第4版 大正4(1915)年1月
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