現状に見る21世紀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 18:57 UTC 版)
21世紀は、20世紀においてはまさに"夢"の時代であった。実際に21世紀に入ってみると、コンピュータと情報通信技術に関しては予想を超える爆発的な進化を遂げた一方、宇宙開発や交通分野ではかつての未来像の多くが未だに実現していない。『綻びゆくアメリカ』で著者のジョージ・パッカーは、1973年以降を「明確な未来を描けなくなった時代」とし、2013年までに目覚ましいイノベーションが起こったのはコンピューターと金融の業界だけだったと主張している。ピーター・ティール率いるファウンダーズ・ファンドは「空飛ぶ車を夢見ていたのに、手にしたのは140文字だ」というマニフェストで現状を表した。 一方で、環境問題など"現実"に起こっている諸問題の解決が21世紀では強く求められており、SDGsなど持続可能な社会を目指した取り組みが国際協力のもと進められている。
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