現在の教区教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 08:36 UTC 版)
「エルツ (ヴェスターヴァルト)」の記事における「現在の教区教会」の解説
ナッサウの建築マイスターであるロックの設計に基づく最初の建設準備作業は、早くも1851年に開始された。1852年6月27日に、司教ペーター・ヨーゼフ・ブルーム(ドイツ語版)のミサで定礎の式典が行われた。約2年後の1854年11月19日、教会(ただし塔(ドイツ語版、英語版)はまだない)は司教ブルームによって聖別された。この時から祭壇には殉教者ボニファティウス、クレメンス、ブランディニアの聖遺物が収められている。当時、教会開基祭は秋の斎日(ドイツ語版、英語版)後最初の日曜日に行われていた。その後1872年の司教会議により祭日が移され、9月の第3日曜日がキルメスの日曜日の期日と定められた。教会役員会と町議会は1908年4月22日に新しい教会塔の建設を合意した。塔は高さ 48 m で、1952年12月8日以降4つの鐘が設置されている。 この教会は、漆喰で装飾された自然石造りのネオロマネスク建築である。内部は外観と同様に円形アーチで構成されている。長辺側の入り口はビザンティン様式のエレメントで装飾されている。聖母戴冠をモチーフとした祭壇の構成はイルベンシュタット修道院で創られた。リムブルク聖堂からの2つの脇祭壇と磔刑群像はハーダマル・バロック様式に則っている。 隣接する司祭館は、建築素材に硬質レンガを用いており、そのコテージ様式は周囲の木組み建築から突出している。
※この「現在の教区教会」の解説は、「エルツ (ヴェスターヴァルト)」の解説の一部です。
「現在の教区教会」を含む「エルツ (ヴェスターヴァルト)」の記事については、「エルツ (ヴェスターヴァルト)」の概要を参照ください。
- 現在の教区教会のページへのリンク