王位継承以前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 16:00 UTC 版)
「フェリペ6世 (スペイン王)」の記事における「王位継承以前」の解説
フランコ政権時代後期のマドリードで生まれる。全名のうち「フェリペ・フアン・パブロ・アルフォンソ」はスペイン・ブルボン朝初代のフェリペ5世、父方の祖父バルセロナ伯フアン、母方の祖父ギリシャ王パウロス1世、父方の曽祖父アルフォンソ13世にちなんで付けられている。フェリペ誕生の翌年、1969年に父フアン・カルロスを王位継承者とする法律が成立し、1975年にフランシスコ・フランコが死去するとフアン・カルロスが国王に即位した。1977年1月、9歳の誕生日を前に、フェリペは王位継承者としてアストゥリアス公に叙された。 カナダのオンタリオ州にあるレイクフィールド・カレッジ・スクール(英語版)(Lakefield College School)を卒業後、マドリード自治大学で法律を学んだ。のちジョージタウン大学に留学している(ジョージタウン大学では、ギリシャ王国最後の王太子で母方の従兄であるパウロスとルームメイトだった)。 フアン・カルロス1世同様スポーツマンとして知られ、1992年、バルセロナオリンピックの時にはヨットの選手として出場したほか、開会式で旗手を務めた。2メートル近い長身でも知られる。 2004年5月22日、国営TVキャスターのレティシア・オルティスと結婚。2005年10月31日に長女レオノール(現アストゥリアス女公)が、2007年4月29日に次女ソフィアが誕生した。 2005年6月2日、レティシアと共に結婚後初めて日本を訪問、皇居での晩餐会に出席した。6月5日、「愛・地球博」を訪れた。 2006年6月14日、FIFAワールドカップ ドイツ大会で、スペイン代表の本大会初戦であるウクライナ戦を夫婦で観戦した。またスペイン代表が初優勝した2010 FIFAワールドカップ・決勝も観戦している。 2008年にはウィンブルドン選手権の男子シングルスを夫婦で観戦した。自国のラファエル・ナダルが優勝を決めたときは、ボックス席から降り、ナダルの手を握り祝福した。
※この「王位継承以前」の解説は、「フェリペ6世 (スペイン王)」の解説の一部です。
「王位継承以前」を含む「フェリペ6世 (スペイン王)」の記事については、「フェリペ6世 (スペイン王)」の概要を参照ください。
- 王位継承以前のページへのリンク