燃料電池スタック

デジタル大辞泉

ねんりょうでんち‐スタック〔ネンレウ‐〕【燃料電池スタック】

読み方：ねんりょうでんちすたっく

燃料電池で電気を発生させる、セルとよばれる板状の基本部材を積み重ねたもの。セルスタック。FCスタック。

大車林

燃料電池スタック

英語 fuel cell stack

燃料電池スタックとは、この電池の最小単位であるセル(1組のセパレーター＋アノード＋電解質膜＋カソード＋セパレーター)を100枚程度、直列に積層して結合した構造体のことで、燃料電池車では通常、この構造体を数個直列にして箱型のケースに収めクルマに搭載している。ケースには燃料(水素)や空気を供給するコネクターや電力出力用の電極、加湿水や冷却水通路のコネクターなどが取り付けられている。一般に燃料電池と呼ぶときはこのスタックの状態をいう。

参照 電池

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。