災害時要援護者とは? わかりやすく解説

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災害弱者

読み方:さいがいじゃくしゃ
別名:災害時要援護者

災害発生して身に危険が迫った場合情報収集避難行動に対してハンディキャップを持つ人。自力での避難困難な人。

災害弱者の定義は、国土庁1992年公表した平成3年防災白書」が主に参照される同書では4つの項目が挙げられており、そのうちひとつでも実施不可能または実施困難な項目がある場合は、災害弱者に該当するとしている。

災害弱者か否か判定する4つの項目とは、簡単に言えば(1)危険を察知する能力(2)危険に対して適切に行動を取る能力(3)危険を知らせ情報受け取能力(4)危険を知らせ情報に対して適切に対応する能力、である。

主な災害弱者として、高齢者乳幼児病人怪我人、などが挙げられる。他に、危険を知らせ情報理解できない外国人や、避難経路疎い観光客なども、災害弱者に当てはまる。

さいがいじ‐ようえんごしゃ〔‐エウヱンゴシヤ〕【災害時要援護者】

読み方:さいがいじようえんごしゃ

災害時に、必要な情報迅速かつ的確に把握し身を守るために安全な所へ避難するなどの行動をとるのに支援要する人。要介護者障害者高齢者外国人乳幼児妊婦など。災害弱者要援護者。→災害時要援護者名簿


災害時要援護者

災害時要援護者とは、災害時何らかの手助け援助)を必要とする傷病者身体障害者精神障害者初め日常的な理解能力判断力のおとる乳幼児体力的な衰えのある高齢者や、日本語理解が十分ではない外国人などをいう。 災害時要援護者という言葉は、自分の身に危険が差し迫った場合、それを察知する能力(危険察知能力)、危険を知らせ情報受け取能力情報入手発信能力)、そうした危険に対して適切な行動をとる能力行動能力)の面で、ハンディキャップをもつ人々総称する概念である。

災害弱者

(災害時要援護者 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/24 15:56 UTC 版)

災害弱者(さいがいじゃくしゃ)とは、災害時、自力での避難が通常の者より難しく、避難行動に支援を要する人々を指す。防災行政上は、要配慮者と言う。


注釈

  1. ^ 「高齢者、障害者、乳幼児その他の特に配慮を要する者」(略称:要配慮者)
  2. ^ 「要配慮者のうち、災害が発生し、又は災害が発生するおそれがある場合に自ら避難することが困難な者であつて、その円滑かつ迅速な避難の確保を図るため特に支援を要するもの」(略称:避難行動要支援者)

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 後藤・高橋、2014年、64 - 65頁
  2. ^ 消防庁 『消防白書:消防と医療の連携の推進 消防と医療の連携による救急搬送の円滑化:平成21年版』 日経印刷、2009年11月。「第1章 第5節 [風水害対策の課題] 2 (1)災害時要援護者の避難誘導体制の整備」より。


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