ろうえい‐どうじくケーブル〔‐ドウヂク‐〕【漏×洩同軸ケーブル】
読み方:ろうえいどうじくけーぶる
漏洩同軸ケーブル
別名:漏えい同軸ケーブル,リーケージ・コアキシャルケーブル
【英】Leaky Coaxial cable, LCX
漏洩同軸ケーブルとは、通信に用いられる電線(同軸ケーブル)のうち、信号の伝送すると共に、電波を漏らすことでアンテナなどとしても利用できるように設計されたケーブルのことである。
漏洩同軸ケーブルには、ケーブルに細長い穴(スロット)が設けられており、ケーブルの周囲に電波が輻射されるようなっている。これによって、ケーブル沿いに電波は発信する、または受信することが可能となっている。
漏洩同軸ケーブルを利用することで、外部から電波が届きにくい閉じた空間や、障害物の多い空間などでも高品質な無線通信が利用できる。車道や線路上のトンネル内でのFM放送などに漏洩同軸ケーブルが利用されている。
漏洩同軸ケーブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 04:58 UTC 版)
漏洩(ろうえい)同軸ケーブル (LCX (Leaky Coaxial cable)) は、外部導体に使用周波数帯に応じた形状の穴を開けたもので、電気信号を伝送するとともに、送受信アンテナとしても働く。 通常のアンテナの利用では電波が伝わりにくいような鉄道線路・トンネル・地下街等に沿って敷設し、列車無線などの業務無線・FM放送・携帯電話・無線LAN・トンネル内ラジオ再放送設備などを利用できるようにするために用いられる。 漏洩給電線(フィーダー線)についてはLeaky feeder(英語版)も参照。
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