浸炭焼入れとは? わかりやすく解説

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浸炭焼入れ

(Carburized quenching)  一般に低炭素材料表面から炭素浸入拡散させ、その後焼入れ行う。鋼の場合炭素濃度の高い表面付近硬くて圧縮残留応力をもち、また炭素濃度の低い内部は、じん性の高い低炭素マルテンサイトとなる。これにより、強靭で耐摩耗の高い特性与えることができる。反応ガスによるガス浸炭主流であるが、最近は、処理後に光輝性をもつ真空浸炭プラズマ浸炭なども利用されている。自動車用部品等をはじめ、機械部品の最も広く応用普及している。

浸炭

(浸炭焼入れ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/06 22:08 UTC 版)

浸炭(しんたん、滲炭とも、英語:carburizing)とは、金属(特に低炭素鋼)の加工において、表面層の硬化を目的として炭素を添加する処理のことである。主に耐摩耗性を向上させるために行われる。


  1. ^ a b c d 坂本卓 『絵とき 機械材料 基礎のきそ』 日刊工業新聞社、2007年、102頁-。ISBN 978-4526058479


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