海外の調査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:33 UTC 版)
ニュージャージー州ラトガース大学の研究によると、Twitterのユーザーを分析した結果、ユーザーには「インフォーマー」(Informer)と「ミーフォーマー」(Meformer)のタイプがいるという。インフォーマーとは、他者に何か情報を知らせることを主な目的とする人であり、コミュニケーション活動も活発で、フォロワー数が増える傾向がある。一方でミーフォーマーとは、自分の行動や思考、感情について発言する人であり、フォロワーはごく親しい人に限られ、コミュニケーションは不活発である。調査対象である3,000以上のツイートのうち、ミーフォーマー型ユーザーによるものが80%に上ったという。また、Pear Analyticsによる2009年8月の調査によると、Twitterユーザーのツイートの内容は、「意味のないつぶやき」が41%、「会話」が38%、「ニュース」が4%であった。 ピュー研究所が2019年4月24日に発表した、全米における成人のTwitterユーザーの代表サンプル2791人を抽出して、その年収、学歴、さらには人種や移民といった問題に対する意見などを調査した研究によると、米国のTwitterユーザーは、ユーザーでないものと比べると概して若く、裕福で、学歴が高く、政治的にはリベラル寄りであるということがわかった。また、49歳以下の成人はTwitterユーザーでは4分の3近くを占めたのに対し、全米の成人では54パーセントであり、大卒者は前者では42パーセント、後者では31パーセントであり、年収7万5000ドルを超える者は、前者では41パーセント、後者では32パーセントだった。 Twitterユーザーの全員が同じようにツイートしているわけではない。Barracuda Labs社の調査によると、Twitterユーザーの73%はアカウントを作成して以来、つぶやきの投稿が10回に満たない。そして、34%は一度も投稿していない。また、前述のピュー研究所の研究によると、Twitterで頻繁に情報を発信する上位10パーセントのユーザーが、全ツイートの80パーセントを発信している。最も頻繁にツイートしているユーザー層の69パーセントは、政治についてツイートしたことがあると回答していて、Twitterの全ユーザーで同じ回答をしているのはわずか39パーセントである。
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