津軽メイド珈琲店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 15:18 UTC 版)
工藤優一郎 店長。標準語を操るため、いとは初め首都圏出身者だと思っていたが、外ヶ浜町蟹田の出身。 かつて東京の大手飲食店チェーンに入社し、渋谷・公園通りの店舗を任されていたが、労働環境の過酷さに耐えきれず退職して帰郷。オーナーの成田に声をかけられ、「津軽メイド珈琲店」の店長となる。はじめは成田や個性の強い幸子や智美といったメイド達の尻に敷かれている存在だったが、逮捕直前の成田から店を譲られ、銀行の融資継続が決まったのを境に、経営者として頭角を現していく。 葛西幸子 メイド長。自称22歳だが年齢を5歳サバ読んでいる。 高校を中退して17歳で一人娘・樹里杏を産み、成人する前に前夫と離婚してから独りで育ててきた。「その首もぐど」が口癖であるように同僚メイドに対する言動はガサツだが、その実、母親ならではの観察眼と面倒見の良さを発揮して店を切り盛りする司令塔。幸子が焼くアップルパイは「津軽メイド珈琲店」の看板メニューともなっている。 いとは幸子に亡き母の面影を重ね、慕っている。 福士智美 漫画家志望の自称「エースメイド」。工藤・幸子と並ぶ開業当時からのスタッフ。合浦の実家からスクーターで通勤している。 かつては肥満体のため学校内でいじめに遭った境遇の持ち主で、一念発起してダイエットに励んだ結果、男性を魅了する体型を手に入れた。専門学校を卒業後、いったん就職するも規則に嫌気がさしてすぐに退職。「津軽メイド珈琲店」でアルバイトをしつつ“フクシサトル”のペンネームで週刊少年誌の賞へ応募を続けており、奨励賞を獲ったのを機に本気で上京を目指すようになる。 店の人気者だが、勤務態度は良くない。また過剰なスキンシップを好み、頻繁にその被害に遭ういとからは「心に中年オヤジを飼う女」と看做され警戒されている。 成田太郎 「津軽メイド珈琲店」の創業者。「オーナー」と呼ばれている。ビーチ・ボーイズの曲を愛聴している。 智美に「トド」と形容されるほどの肥満体と怪しげな風体の持ち主。いとの採用を決めて「わぁの秘蔵っ子」と呼び、何かにつけ目を掛ける。 自身が経営する「有限会社ナリタエンタープライズ」での営業活動が薬事法違反で検挙されるが、その間際「津軽メイド珈琲店」の権利を工藤に譲り、店の存続を託した。
※この「津軽メイド珈琲店」の解説は、「いとみち」の解説の一部です。
「津軽メイド珈琲店」を含む「いとみち」の記事については、「いとみち」の概要を参照ください。
- 津軽メイド珈琲店のページへのリンク