油圧ブレーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 07:45 UTC 版)
タガネ(チゼル)の打撃で物を破壊する。コンクリート構造物の破壊、採石場での大岩石の小割り、道路工事のアスファルト、岩盤破砕・溝堀などに使用する。発破作業が出来ないトンネル工事にも使用される。阪神大震災の復興には、倒壊した高速道路や破壊された岸壁の解体などに活躍した。空気ハンドブレーカは欧米で開発されたものであるが、1957年ブルドーザに取り付けるために大型空気圧ブレーカが日本ニューマチック工業によって世界で初めて開発されたIPH-400が起源である。IPH-400の読みから「アイヨン」の愛称で親しまれた。今はより効率のよい窒素ガスを封入した油圧式が主流となっている。
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