江古田の範囲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 13:09 UTC 版)
江古田という地名の範囲は一定しない。行政上の町名としては中野区に江古田一丁目から江古田四丁目まであるが、中野区江古田区民活動センター・江古田地域事務所は江原町二丁目に置かれている。江古田区民活動センターは次の区域を担当する。 松が丘一丁目1~5、7~35番、松が丘二丁目7、10~37番(中野区モバイルサイトでは「松が丘一、二丁目全域」とされており範囲が異なる)。 江原町一丁目、江原町二丁目、江原町三丁目 江古田一丁目、江古田二丁目、江古田三丁目(江古田四丁目を含まない) 以上の江古田区民活動センターの担当区域の固有名称は明記されていないが、通常は江古田地域または江古田地区という呼称が用いられている。 江古田地域という名称は主に中野区の中の一地域という観点で用いられる。江古田区民活動センターはかつて「江古田地域センター」という名称であった。2011年(平成23年)に中野区役所の窓口業務を制度上分離して江古田区民活動センターに改称した後も、窓口業務を行う「江古田地域事務所」を施設内に併設している。江古田地域センターという名称がなくなってからも江古田区民活動センター運営委員会が引き続き「江古田地域ニュース」を発行している。また、中野区町会連合会による中野区町会一覧は、江古田区民活動センターを拠点とする5町会を「江古田地域」として括っている。 一方、江古田の地場で活動する民間地域団体は江古田地区の名称を用いるものが多い。江古田地区町会連合会、 江古田地区友愛クラブ連合会 、江古田地区民生委員・児童委員協議会、青少年育成江古田地区委員会、江古田地区まつり実行委員会などがそれである。このうち江古田地区町会連合会は江古田区民活動センター運営委員会の中核を担い、地域の行事を運営し、地域の課題解決について協議している。江古田地区町会連合会のエリアは江古田区民活動センター担当区域と一致する。 沼袋駅に近い江古田四丁目は江古田区民活動センターでなく沼袋区民活動センターが担当する。中野区町会連合会の地域区分によると江古田四丁目町会は江古田地域でなく沼袋地域に属する。 練馬区側には江古田という行政上の地名はないが、練馬区役所が江古田地区または江古田○○地区という名称を用いることがある。公式サイトの区政情報「江古田駅周辺地区のまちづくり」のページで江古田駅北口地区、江古田北部地区、江古田南部地区の各都市計画決定を示している。これに関連して2019年(平成31年)3月まで「江古田地区のまちづくり 江古田えこだより」を発行していた。 また、練馬区公式サイトの区政情報の商店街紹介で、江古田駅北口商店会、江古田銀座商店会、江古田市場通り商店会、江古田ゆうゆうロード(栄町本通り商店街振興組合)の各ウェブページを特設している。さらに、練馬区役所は江古田駅周辺の日本大学芸術学部・武蔵大学・武蔵野音楽大学の3大学と協働して3大学合同学園祭プロジェクト・江古田カレッジトライアングルを実施している。これら3大学は各々の敷地を江古田キャンパスと称している。西武鉄道は3大学と連携して江古田キャンパスプロジェクトを展開し、江古田駅周辺を江古田のまちと呼んでいる。江古田駅北口にある浅間神社の富士塚は江古田の富士塚というのが国の定めた正式名称である。 西武池袋線には江古田駅が存在し、駅周辺一帯も江古田と呼ばれることが多い。現在、江古田駅は練馬区旭丘にあり中野区江古田からは離れている。これは、練馬区旭丘が1960年(昭和35年)の町名変更まで江古田町であったことに由来する。もともと、江戸時代に多摩郡江古田村の新田として開発されたものである。 練馬区の江古田駅前と中野区江古田の新青梅街道とを結ぶ区道を江古田通りという。江古田通りと目白通りとの交差点、練馬区と中野区の境目に都営地下鉄大江戸線新江古田駅がある。同駅の住所表示は中野区江原町である。江原町には中野区江古田区民活動センター・江古田地域事務所が置かれている。
※この「江古田の範囲」の解説は、「江古田」の解説の一部です。
「江古田の範囲」を含む「江古田」の記事については、「江古田」の概要を参照ください。
- 江古田の範囲のページへのリンク