気象としての昼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 15:15 UTC 版)
気象としては、昼間は太陽光が当たっている時間である。太陽は光源であり、同時に熱源でもあるから、その間は気温が高くなる。日の出と共に温度上昇は始まり、太陽が南中するまでは次第にその照射角が高くなるために与えられる熱は増加し、それにつれて気温も地温も上昇する。南中後は次第に照射角が小さくなるが、それでもしばらくは温度上昇があるのが普通で、一日の最高気温は午後の早くである。その後は照射角の減少と共に与えられる熱はどんどん減少し、次第に気温は低くなる。 もちろんこれは晴れた場合であり、曇りや雨の場合は日差しが当たらないだけに気温の上昇が少ないのが普通である。 気温が上昇すればそれに応じて湿度も低くなるのが普通である。しかし温度の上昇は水の蒸発を増加し、また地表温度の上昇は上昇気流を作るから、それらによって雲ができる場合もある。日本では夏の午後に生じる入道雲(積乱雲)とそれによる降雨(夕立)は、共に夏の風物詩である。
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