民族服とは? わかりやすく解説

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民族服

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/25 08:20 UTC 版)

民族服(みんぞくふく、: Folk costume)は、ある地方や民族特有の衣服。言語・宗教・歴史など、自然や文化・伝統を共有する人間集団に固有の服で、民族衣装(みんぞくいしょう)ともいう。関連する呼称として、国家が国民に着用を推奨(または強制)する国民服、都会から離れた地域の衣装として民俗服・郷土服・地方服といわれるものもある。


  1. ^ 武田佐知子「民族衣装に見る異装と共装」『着衣する身体と女性の周縁化』、恩文閣出版、2012年、ISBN 9784784216161 pp.30-36


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民族服

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 02:02 UTC 版)

被服」の記事における「民族服」の解説

世界各地には、その地域取れ素材をもとに、現地気候生活様式合わせたさまざまなタイプの民族服が存在する民族服の形態は、主に腰に衣服巻き付ける腰布型、肩から全身に布を巻き付ける巻垂型、布の中央穴を開け、そこに頭部通して着る貫頭型衣服前方割れており、着た後でそこを合わせる前開型、そしてあらかじめ体型合わせて服を仕立てる体形型の5種類存在しそれぞれ気候生業合わせた分布示している。縫製をしない腰布型と巻垂型を懸衣、ゆったりと仕立てる頭型と前開型を寛衣としてそれぞれまとめ、体に密着する体形型を窄衣として3種類にまとめる分類法存在するまた、衣服皮膚を覆う面積気候によって大きく異なる。寒冷地域においては寒さから身を守るため体形型の衣服全身を覆うことを基本とし、毛皮などの防寒性の高い素材を主に使用する温暖冬季湿潤ヨーロッパ中央アジアでは体形型で上半身下半身衣服分かれており、素材亜麻羊毛基本とする。温暖夏期湿潤東アジアでは前開型の衣服基本となり、本来は麻を、後には綿も素材として使用することが多い。高温多湿南アジア東南アジア南太平洋においては巻垂型や腰布型の地域多く、綿や麻といった通気性吸水性のよい素材を主に使用する高温乾燥した砂漠地帯では貫頭衣基本であり、暑熱砂塵から身を守るために全身を覆うことが多い。 こうした民族服は風土合わせたものではあるが不変というわけではなく、より気候風土適した素材伝来文化の変容によって変遷重ねてきた。特に19世紀以降洋服世界普及すると、この影響受けて民族服の中にも変容するものが現れた。また、さほどの歴史持たない衣服特定の民族内に急速に普及しナショナリズムと結びついて新たな伝統衣裳として定着することも珍しくない

※この「民族服」の解説は、「被服」の解説の一部です。
「民族服」を含む「被服」の記事については、「被服」の概要を参照ください。

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