歌会始とは? わかりやすく解説

歌会始

読み方:うたかいはじめ
別名:歌御会始歌会始の儀宮中歌会始

一年はじめに宮中催される歌会。人が集まりそれぞれ歌(和歌)を披露しあう催し。「歌会始」は、年始開かれる歌会一般を指す言葉であるが、単に「歌会始」といえばもっぱら宮中行事を指す。

宮中の歌会始は、遅くとも鎌倉時代にはすでに催されていたという記録確認されている。一般国民の中から特に優れた詠進歌詠んだ者を歌会始に招くようになったのは明治時代1879年からとされる例年毎年10名が選出され1月半ば皇居宮殿招かれて歌を披講する。

歌会始に応募される歌は毎年1万数千首に上る海外からも応募がある。1965年には台湾の呉振入選しお題にちなんだ歌を披講している。

天皇陛下がお読みになった歌は特に「御製」と呼ばれる1947年以降御製御歌詠進歌宮内庁ウェブサイト公開されている。

関連サイト
歌会始 - 宮内庁 皇室に伝わる文化
お題一覧 - 歌会始

うたかい‐はじめ〔うたクワイ‐〕【歌会始(め)】

読み方:うたかいはじめ

毎年1月皇居内で行われる新年最初歌会一般国民詠進歌から選ばれ和歌が、天皇・皇后皇族詠歌とともに披講される。現行の形式明治2年(1869)に始まる。歌御会始(うたごかいはじ)め。《 新年

新年最初歌会


歌会始


歌会始

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 02:00 UTC 版)

歌会始(うたかいはじめ)は、和歌短歌)を披露しあう「歌会」で、その年の始めに行うものを指す。現在では、年頭に行われる宮中での「歌会始の儀」が特に有名。


注釈

  1. ^ 海外在住者は、国名と州名。
  2. ^ 昭和34年(1959年)までは、3回[9]
  3. ^ 昭和34年(1959年)までは、5回[9]
  4. ^ 海外向けのNHKワールド・プレミアムでも同時放送。
  5. ^ ただし、昭和33年(1958年)は4人、昭和34年(1959年)から昭和36年(1961年)は6人が選者となった。このうち昭和36年は、決定後に吉井勇が亡くなったため実際には5人となっている。
  6. ^ 選者決定後に死亡した場合は、その年は補充されない。
  7. ^ a b 2人は夫婦の関係にある。
  8. ^ a b 2人は夫婦の関係にある。
  9. ^ a b 2人は親子の関係にある。
  10. ^ a b c 取りやめとなった昭和27年(1952年)を除く。
  11. ^ 1960年10月1日に、翌昭和36年(1961年)の歌会始の選者に決まっていたが、同年11月に吉井が亡くなっている。
  12. ^ a b 2人は養母養子の関係にある。
  13. ^ a b c d e 1988年8月1日に、翌昭和64年(1989年)の歌会始の選者に決まっていたが、昭和天皇崩御のため中止となっている。
  14. ^ 2004年7月1日に、翌平成17年(2005年)の歌会始の選者に決まっていたが、同年9月に島田が亡くなっている。
  15. ^ 2010年7月2日に、翌平成23年(2011年)の歌会始の選者に決まっていたが、同年8月に河野が亡くなっている。
  16. ^ 香淳皇后喪中であるが、開催された。

出典

  1. ^ 京都新聞 2010年1月16日「古式ゆかしく和歌を披講 上京・冷泉家で歌会始」、2010年2月21日閲覧
  2. ^ 小川剛生「南北朝期の和歌御会始について」『和歌文学研究』78号(1999年6月)(所収:「北朝和歌御会について -「御会始」から「歌会始」へ-」(『二条良基研究』(笠間書院、2005年)第三篇第一章)
  3. ^ a b 『官報』第8701号付録 資料版「告知板」1656年1月4日
  4. ^ 小田部雄次『天皇・皇室を知る事典』331頁(東京堂出版、2007年)
  5. ^ 勅題とは”. weblio辞書. 2016年1月8日閲覧。
  6. ^ 昭和22年歌会始お題「あけぼの」”. 宮内庁. 2016年1月8日閲覧。
  7. ^ 歌会始の詠進要領(平成29年)”. 宮内庁. 2016年1月15日閲覧。
  8. ^ “【皇室ウイークリー】(366)佳子さま、初の新年行事を無事果たされる 両陛下、神戸で災害専門医とご懇談”. 産経ニュース (産業経済新聞社): p. 1. (2015年1月17日). https://www.sankei.com/article/20150117-YTCI4WJ6KJLUZAZHLYPNBFZSH4/ 2015年1月18日閲覧。 
  9. ^ a b 「御題「光」の歌会始 詠進歌二万三千を越す」、読売新聞1960年1月12日付夕刊(東京本社版)、5頁
  10. ^ 官報. 1951年01月26日』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  11. ^ 特集: 〈 干支・勅題 〉”. 石橋静友堂 ねっと店. 2016年1月8日閲覧。
  12. ^ 京菓子事典”. 俵屋吉富. 2021年3月4日閲覧。


「歌会始」の続きの解説一覧

歌会始

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 03:08 UTC 版)

久留米大学附設中学校・高等学校」の記事における「歌会始」の解説

長期休暇課題として、同校教諭佐藤佐太郎門人である大津留敬の指導の下、短歌作り定めている。歌会始では度々生徒入選佳作選ばれている。

※この「歌会始」の解説は、「久留米大学附設中学校・高等学校」の解説の一部です。
「歌会始」を含む「久留米大学附設中学校・高等学校」の記事については、「久留米大学附設中学校・高等学校」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「歌会始」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



歌会始と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「歌会始」の関連用語

歌会始のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



歌会始のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2024 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの歌会始 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの久留米大学附設中学校・高等学校 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS