構造と全合成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 08:36 UTC 版)
平面構造は、1981年にMooreらの研究グループと上村大輔らの研究グループにより独立に解明された。つづく1982年、Mooreらのグループと上村大輔、岸義人らのグループにより絶対立体配置が決定された。 1994年に、テトロドトキシンやマイトマイシンCの合成などの業績で知られる岸義人らにより全合成が達成された。64個のキラル中心と115連続炭素骨格を持ち、複雑かつ巨大な分子であるパリトキシンの全合成は、現在においても有機合成化学における金字塔であると考えられている。
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