構想と資金
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 07:29 UTC 版)
第二次世界大戦の終戦後、戦艦アリゾナの遺構は上部が取り外され、水中に残された下部を保存し慰霊碑を建設するという動きがあった。1949年に太平洋戦争記念委員会(The Pacific War Memorial Commission)がハワイ州内のどこかに恒久の記念碑を建設するために設立され、アーサー・W・ラドフォード米太平洋艦隊司令長官はアリゾナに旗柱を設置し現役時代同様に旗の掲揚を行うなどの記念式典を行ったが、朝鮮戦争が開戦したためにこうした活動に資金援助を得ることは出来なかった。 1950年代においてはアリゾナをすべて廃棄処分にするとの議論がなされたものの、1958年にアイゼンハワー大統領が記念碑の建設を承諾し、50万ドルの予算が個人の寄付で賄われることになっていたが、実際には20万ドルあまりが政府からの助成金から支給されていた。この記念碑建設への寄付にはハワイ州関係者のほかに、著名なテレビ番組からや後に日系人初の上院議員となるダニエル・イノウエ、世界的に有名なミュージシャンのエルヴィス・プレスリーなども含まれていた。
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