札幌オリンピック滑降コースとは? わかりやすく解説

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札幌オリンピック滑降コース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 16:57 UTC 版)

恵庭岳」の記事における「札幌オリンピック滑降コース」の解説

1972年開催され札幌オリンピック滑降種目恵庭岳実施された。アルペンスキー主会場であった手稲山競技場では競技規定定められ標高差を確保できなかったため、唯一札幌市外開催され競技である。競技コース西側斜面溶岩流によって形成され幅の広い尾根の8合目から山麓までに設定され国立公園内であるため自然保護見地からオリンピック終了後原状復元を行うことを条件に国の建設許可(43.7.4)がおりた。コース開設工事1968年着工29ヘクタール山林を伐開してオリンピック前年1971年完成しプレオリンピックとして滑降競技会が開催された。コース男子コース(南側)と女子コース(北側)の2本が設けられ山麓からスタート地点付近までロープウェイリフト建設された。 男子コースコース距離2,636m・平均斜度17°・最大斜度37°・標高差772m・スタート標高1126m、女子コースコース距離2,108m・平均斜度14°・最大斜度35°・標高差534m・スタート標高870m、コース幅は20〜60mであったロープウェイ山麓駅中間駅: 884m・中間駅山頂駅: 830m(標高992m)、リフトは330m(標高1106m)であったこの他にスタートハウス・運営本部・プレスセンター・ヘリポートなどの施設設けられた。 女子滑降競技1972年2月5日おこなわれマリー=テレース・ナディヒスイス)が1分3668優勝した男子2月7日おこなわれベルンハルト・ルッシスイス)が1分5143優勝した1972年7月からオリンピック組織委員会によりロープウェイ・リフト・施設撤去を含む原状復元工事が総事業費1億6千万円で開始された。1976年撮影された上に示す航空写真ではコース・施設の跡がはっきりと認められるが、30年後の2002年撮影され航空写真では回復進んでいることがわかる。しかし地表には表土崩壊を防ぐための土留めコースの下をくぐるトンネルなどの遺構残っている。

※この「札幌オリンピック滑降コース」の解説は、「恵庭岳」の解説の一部です。
「札幌オリンピック滑降コース」を含む「恵庭岳」の記事については、「恵庭岳」の概要を参照ください。

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