月行事

デジタル大辞泉

がち‐ぎょうじ〔グワチギヤウジ〕【^▽月行事／^▽月行司】

読み方：がちぎょうじ

１ 中世から近世、毎月交替で町内または商工業の組合の事務を処理した当番。つきぎょうじ。

２ 近世、遊郭で毎月交替する楼主の総代。

「—から札取らねば、大門が出られませぬ」〈浄・冥途の飛脚〉

つき‐ぎょうじ〔‐ギヤウジ〕【月行事／月行司】

読み方：つきぎょうじ

江戸時代、1か月交代で、町内や商人組合などの事務処理をした人。がちぎょうじ。

歴史民俗用語辞典

月行事

読み方：ツキギョウジ（ｔｓｕｋｉｇｙｏｕｊｉ），　ガチギョウジ（ｇａｃｈｉｇｙｏｕｊｉ）

（１）中世末～江戸時代の行政を担当する責任者。
（２）江戸時代の株仲間内の役職。月行司。

ウィキペディア

月行事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/08/19 07:25 UTC 版)

月行事（がちぎょうじ）とは、中世・近世の都市・座・仲間などの共同体に設けられた幹事役の一種で月単位の持ち回りであったことに由来する。これに対して年単位の場合は年行事（ねんぎょうじ）と呼ばれる。

Weblio日本語例文用例辞書

「月行事」の例文・使い方・用例・文例

• 正月行事に使う装飾した木
• 宮中において,男踏歌という正月行事
• 正月行事として,鏡餅を割って食べること
• 飾り揚げという正月の飾りを燃やす正月行事
• 正月行事を終えること
• 歯固めという,長命を願う正月行事
• 前年に花婿になった者を祝う正月行事
• 平安時代の正月行事としての臨時客
• 鏡開きという正月行事
• 二宮の大饗という,中宮と東宮における正月行事
• 子の日の遊びで,昔の正月行事の中で引き抜く松
• 荷前という,平安時代の朝廷の正月行事
• 平安時代の正月行事としての臨時の客