曲玉とは? わかりやすく解説

まが‐たま【曲玉/勾玉】

読み方:まがたま

コンマ形に湾曲した弥生・古墳時代装飾用の玉。丸い部分貫通孔にひもを通して首飾りとした。瑪瑙(めのう)・翡翠(ひすい)・水晶琥珀(こはく)・ガラスなどで作った獣類歯牙に孔(あな)をあけたもの起源をもつといわれ、縄文時代にも不整形のものがある。

[補説] 書名別項。→勾玉


曲玉


まがたま 【曲玉・勾玉】

日本古代の装身用の玉で「く」の字に曲がっており、朝鮮半島にもある。これを神体とする神社もある。

勾玉

(曲玉 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/01 02:02 UTC 版)

勾玉(まがたま、曲玉とも表記)は、先史古代日本における装身具の一つである。祭祀にも用いられたと言われるが、詳細は分からない。語源は「曲っている」から来ているという説が有力である。 語の初出は『記紀』で、『古事記』には「曲玉」、『日本書紀』には「勾玉」の表記が見られる。また『魏志倭人伝』には「句珠(くしゅ)」の表記がある。


  1. ^ “6世紀初め 最古の青銅製勾玉が出土 鳥取市の松原10号墳”. 産経新聞. (2013年1月25日). オリジナルの2013年2月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130209201949/http://sankei.jp.msn.com/region/news/130124/ttr13012402170000-n1.htm 2013年2月15日閲覧。 
  2. ^ 鈴木克彦「縄文勾玉の起源に関する考証」(2006年、『玉文化』3号)
  3. ^ Holtom, Daniel Clarence (1928), “The jewels”, The Japanese enthronement ceremonies; with an account of the imperial regalia, Tokyo: Kyo Bun Kwan, p. 37, OCLC 1983823 
  4. ^ “祭祀つかさどって83年 琉球王府から続く「ノロ」は96歳”. 沖縄タイムス+プラス. (2016年6月14日). http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/4996 2018年7月13日閲覧。 
  5. ^ 共同通信 (2003年9月18日). “弥生で最大級のひすい製品 唐古・鍵遺跡出土の勾玉”. 47NEWS. 2013年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2003年9月18日閲覧。
  6. ^ 翡翠製勾玉と鳴石容器”. 田原本町. 2009年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月27日閲覧。


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