日本ハム一軍ヘッドコーチ時代
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「阿井英二郎」の記事における「日本ハム一軍ヘッドコーチ時代」の解説
2012年11月23日に、北海道日本ハムファイターズの一軍ヘッドコーチへ就任した。背番号は81。NPBでのプレー経験がある元プロ野球選手が、高校教員と高校野球の監督を歴任した後に、コーチとしてNPB加盟球団に復帰した事例はこの時の阿井が初めてである。 就任後は、従来のヘッドコーチ像と一線を画した役割で、ヤクルト時代のチームメイトだった一軍監督・栗山英樹を補佐。選手への技術指導や戦術・戦略の検討を担当コーチに任せる代わりに、選手との面談を通じて目標の設定や共有を図ったり、選手への声掛けを重ねながら選手の変化の把握に努めたりした。阿井自身は、このような役割について、「周囲に理解されにくかったかも知れない。肩書は『教育コーチ』でも『ケアコーチ』でも良かった」と述べている。 在任期間中の一軍は、2013年こそ12年振りの最下位だったが、2014年以降は2年連続のAクラスでレギュラーシーズンを終了。阿井自身は、2014年限りでヘッドコーチを退任する予定だった。しかし、チームの世代交代の時期と重なったことから、「若い選手をいっそう成長させたい」という理由で2015年も留任した。 2015年には、チームが2位でレギュラーシーズンを終えたにもかかわらず、3位・ロッテとのクライマックスシリーズ ファーストステージを1勝2敗で終了。この結果を受けて球団に辞意を伝えたため、球団では10月14日に阿井の退団を発表した。さらに、阿井の退団を機に、2016年から2019年まで一軍ヘッドコーチ職を廃止した。
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