日本の台地の利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 02:07 UTC 版)
日本の台地は扇状地性平坦面が元となっている場合が多く、水はけの良い土壌の特徴を活かして畑作地や果樹園として利用されていることが多い。また平坦な土地であることから都市近郊では都市化が進められ、工場や住宅地として開発が進められている。戦前は、平坦な土地が広く得られることから、広大な湿地と共に、飛行場として利用された場所もある(陸軍各務原飛行場・海軍厚木飛行場など)。陸軍の演習場として利用された場所も多い。 また日本の台地の特徴として河岸段丘となっている場合が多く、段丘面を画する崖線下で湧水による水利が得られることがある。そのようなところでは古くから稲作が行われてきた。また、古墳が造営されてきた。 江戸時代の新田開発により用水路が整備されるまでは、台地の高位面は近隣の村々の入会地である秣場(まぐさば)として利用されることが多かった。
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