放射光とは? わかりやすく解説

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ほうしゃ‐こう〔ハウシヤクワウ〕【放射光】

読み方:ほうしゃこう

シンクロトロン放射


放射光

光に近い速度運動している電子軌道曲げたときに軌道接線方向放出される光(電磁波)。加速器から得られる赤外からX線領域までの幅広い波長の放射光は材料生命物質等の構造解析などに利用されている。

シンクロトロン放射光

同義/類義語:放射光
英訳・(英)同義/類義語:synchrotron orbital radiation

シンクロトロン内で加速され電子速度低下させたときにそのエネルギーに応じて発生する光。強力なX線源として、結晶解析などに利用される

放射光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 15:07 UTC 版)

放射光(ほうしゃこう、英語: Synchrotron Radiation)は、シンクロトロン放射による電磁波である。「」とあるが、実際は、人工のものでは赤外線からX線、天然のものでは電波からγ線の範囲のものがあり、特に可視光に限定して呼ぶことは少ない。また、電磁波が放射される現象は他にも多くあるが、シンクロトロン放射による電磁波に限り放射光と呼ぶ。


  1. ^ a b c d e f 戸田裕之. X線CT―産業・理工学でのトモグラフィー実践活用. 共立出版. ISBN 978-4-320-08222-9 
  2. ^ 基礎講座3 挿入光源(理化学研究所 原 徹)
  3. ^ 3. 挿入光源と第4世代放射光(北海道大学)
  4. ^ How is synchrotron light created?”. オーストラリア シンクロトロン. 2014年6月1日閲覧。


「放射光」の続きの解説一覧

放射光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/22 02:13 UTC 版)

次世代リソグラフィ」の記事における「放射光」の解説

詳細は「放射光」を参照 放射光はX線から赤外線までの多様な波長対応できるが、短波長の放射光を得るためには設備大型化するため実現には困難が伴う

※この「放射光」の解説は、「次世代リソグラフィ」の解説の一部です。
「放射光」を含む「次世代リソグラフィ」の記事については、「次世代リソグラフィ」の概要を参照ください。


放射光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/11 06:27 UTC 版)

量子ビーム」の記事における「放射光」の解説

「放射光」も参照 加速器利用して光速近く運動する荷電粒子運動によるシンクロトロン放射によって得られる指向性の高い光。赤外線からX線ガンマ線まで幅広いエネルギーの光を利用できる原子スケールでの物質構造観察や、エネルギー状態研究用いられる新規材料新薬の開発などに利用される兵庫県にある大型放射光利用施設SPring-8国内最大規模

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放射光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/06 20:16 UTC 版)

シンクロトロン」の記事における「放射光」の解説

電子シンクロトロンに伴う大きなシンクロトロン放射積極的に利用することができる。高強度で強い指向性を持つ均一な白色光特徴とし、この光を放射光とも呼ぶ。日本国内における代表的な施設に、兵庫県にあるSPring-8茨城県フォトンファクトリー挙げられる

※この「放射光」の解説は、「シンクロトロン」の解説の一部です。
「放射光」を含む「シンクロトロン」の記事については、「シンクロトロン」の概要を参照ください。

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