つ・る【×吊る/釣る】
読み方:つる
[動ラ五(四)]
1 (「攣る」とも書く)引っ張られた状態になって一方へ寄る。つれる。
㋐筋肉が急に収縮し、痛くて動かせなくなる。ひきつる。「筋が—・る」
㋑物の一方の端が引っ張られたように上へ上がる。つりあがる。「目の—・った人」
2
㋐(釣る)魚を釣り針にひっかけてとる。また、それに似たやり方で虫などをとらえる。「カツオを—・る」「トンボを—・る」
㋑(釣る)気を引くようなことをちらつかせて、こちらの思うとおりに相手を動かす。巧みに相手を誘う。「甘い言葉で—・る」「広告で客を—・る」
㋒物の上部を固定して垂れ下げる。上からぶらさげる。また、物の両端を固定して空中にかけ渡す。「棚を—・る」「蚊帳(かや)を—・る」「橋を—・る」
㋔(吊る)相撲で、両手を相手のまわしにかけて高く持ち上げる。
[可能] つれる
攣る
こむら返り
(攣る から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/06 02:27 UTC 版)
こむら返り(腓返り、こむらがえり)とは、こむら(腓)、すなわち脹脛の筋肉である腓腹筋に起こる筋痙攣の総称で、いわゆる「(足が)攣る(つる)」と言われる状態のこと。腓腹筋痙攣。他にも指・首・肩などもこの症状と類似した状態になる場合がある。
注釈
- ^ 発症初期の血糖高値だけでもこむら返りを含む特異的な神経障害がおこることがあるとされる。
北岡治子、馬嶋素子、北沢明人 ほか、「糖尿病患者にみられる有痛性筋痙攣 (こむらがえり) の特徴」『糖尿病』 34巻 10号 1991年 p.865-871, doi:10.11213/tonyobyo1958.34.865
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l 筋痙攣 MSDマニュアル プロフェッショナル版
- ^ 三浦義孝、「糖尿病性神経障害による有痛性筋痙攣 (こむらがえり) に対する芍薬甘草湯の効果」『日本東洋医学雑誌』 49巻 5号 1999年 p.865-869, doi:10.3937/kampomed.49.865
- ^ 本間真人、石原三也、千文、幸田幸直、「芍薬甘草湯と小柴胡湯の連用が血清カリウム値に及ぼす影響」『YAKUGAKU ZASHI.』 126巻 10号 2006年 p.973-978, doi:10.1248/yakushi.126.973
- ^ 中村雅俊, 藤堂萌, 海老根直之 ほか, 「足浴がエネルギー代謝に及ぼす影響の検討」『日本温泉気候物理医学会雑誌』 81巻 2号 2018年 p.70-75, doi:10.11390/onki.81_2.70
- 1 こむら返りとは
- 2 こむら返りの概要
- 3 病態
- 4 治療と予防
攣る
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