情報通信・情報工学におけるパリティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/05 04:47 UTC 版)
「パリティ」の記事における「情報通信・情報工学におけるパリティ」の解説
ある数字の並び(大体2進数)の合計が偶数・奇数かどうかを比較する事により、通信の誤りを検出する技術。偶数を even parity、奇数を odd parity という。 その誤りを調べることをパリティ・チェック (parity check) という。(パリティビット参照) 通信にノイズ(通信理論では、誤りを生じさせるもの全てをノイズという)が少ない場合は有効であり、特に計算量と付加情報量が少ないのが長所である。 この方式では2bit以上の誤りを検出できないため、雑音の多い場合は巡回冗長検査等の誤り検出アルゴリズムとデータの再送を併用、もしくはハミング符号等の誤り訂正可能なアルゴリズムを使用しなければならない。 また CD などでは、傷や回転ムラ、ディスクの反りなどによる信号の誤りに備えて、CIRC(Cross-Interleaved Reed-Solomon Coding) という誤り検出訂正技術を使っている。
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